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【AIサバイバル術】AIの普及で2030年までに240万人の雇用が失われる中で生き残るには?

投稿日:2018年1月22日 更新日:

こんにちは。IT/経済ジャーナリストで投資家の渡辺です。

三菱総研の調査・分析によると、AIが普及することで2030年までに240万人の雇用が失われるとのことです。

参考: http://www.mri.co.jp/opinion/column/trend/trend_20170522.html

●AIはすでにビジネスの現場で使われ始めている

確かに一部の先進的な会社では、すでに業務の効率化や低コスト化に利用できるところから、AIを導入し始めています。

たとえばeコマースシステムで顧客毎に過去の閲覧や購買の履歴を集計・分析して、個別に「あなたへのおすすめ」として表示させる機能。身近なところではAmazonのトップページとか、Webサイトを見ていると最近自分がアクセスしたページを元にGoogle Adsenseがインテリジェントに広告を表示する機能などが見られます。

また問い合わせ内容と回答の記録が膨大なデータとして残っているヘルプデスクやカスタマーサポートなども、たとえばLINEで質問内容を入力すれば、その内容をAIが分析して回答を出力するシステムなどがすでに実現しています。

カスタマーサポートという機能は顧客の満足度やロイヤリティを上げるためには不可欠ですが、利益は産まずにコストだけ掛かる、問い合わせをいかに短時間でクローズするかが勝負であるにも関わらず、クレーマーや暇な老人の愚痴を長々と聞かされたり、果てはオペレーターがメンタルをやられたりと、企業にとってはできるだけ減らしたい負担であることは間違いありません。

そうなると、システムで処理できない複雑な案件を処理できるごく一部の優秀なオペレーター以外は失職する可能性があるということです。

おそらくこの研究結果の示すように、同じような事象がいろいろな業種や職種でこれからの10年で進行していくのでしょう。

●AI開発プロジェクトや勉強会に参加する

その中で生き残るにはどうすればいいかを考察するのがこのサイトの目的であるのですが、1つの方策として、自分がAIを使いこなす側に回るというのがあります。

ある程度の規模の会社では、自動化できる業務をシステム化しようとか、その際にAIが使えないかという議論がちらほらと始まっているはずです。

その際に勉強会を立ち上げたり、もっとやる気のあるところだとプロジェクトチームを立ち上げて、主要業務をAIを使ったシステムに置き換えられないか議論を始めることになります。

サバイバルする方法の1つとして、そこでプロジェクトのメンバーになることをお勧めします。もちろん、ある程度業務や処理の全体像を理解していることが前提となりますし、会社によっては仕事が増えてしまって当面は忙しくなるのは避けられません。

さらに、注目度のわりにはまだ経験者が圧倒的に少ないエリアですから、おそらく社内の人間と外部のシステム開発ベンダー(こちらもごく一部の勉強熱心なエンジニア以外は詳しい人は少ないでしょう)が試行錯誤しながら作り上げていくことになります。

とはいえ、半年から下手すれば1年以上かけてシステムを作っていくわけですから、そのシステムを使い続けていく限りは、その開発プロジェクトメンバーは重用されることになります。

また、別業務や別部門でAI を使った同様のシステムを開発する場合に、経験者として参画を要請されることもあるかと思います。経験や知識を習得するのは楽ではありませんが、これからの時代で必要な非常に貴重な知識と経験を得ることになります。

さらに、そちらの会社での処遇がよくならない場合、たとえばあちこちのプロジェクトに配属され忙しい日々が続いているのに、昇給や昇進が一向に実現されないなどの場合は、そのAIを活用した業務システムの開発や導入をリードした経験をアピールして、もっと条件のいいところに転職するというのもあり得るかと思います。

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