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【AI人生戦略】人生100年時代で年金もなく80才まで働かなければいけないなら

投稿日:2018年2月7日 更新日:

こんにちは。IT/経済ジャーナリストで投資家の渡辺です。

昨日、ねんきん定期便を受け取りました。フリーになる前はそこそこ大きな企業のサラリーマンでしたので、65歳からは年額150万円強くらいの年金を受け取れるとありました。

●本当に年金を予定どおりに受け取れるのか
引退世代は年間200万円くらいあれば生活できるというので、あとは何かしらの手段で月に4〜5万円程度の収入があれば、編集人の65歳以降の人生は、細々となら何とかやって行けそうです。

とはいえ、これを素直にはい、そうですかと喜べないのが今の日本の財政状況です。

エコノミストの中には赤字分は日銀に引き受けさせれば、日本国内で借金をする分には全然大丈夫だという、ややオカルト的な人がいます。

それでOKならば、どこの国でもやりそうですが、常識的に考えて個人だろうが国だろうが、収入の範囲内でやり繰りしないと、どこかで無理が来るはずです。

特に現在は、日本国の借金1,100兆円(表に出ているだけですが)は、国民全体の資産1,400兆円の範囲内です。

これは個人や法人が郵便局や銀行に預けたり保険料としてプールされた資金が、有効な投資先もないままスズメの涙どころかイモムシの涙ほどもない利子を求めて日本国債に向かっているため、辛うじて維持されています。

●国の借金はどうなるのか
ところが、もし国内でやり繰りできる範囲を超えた場合はどうなるのでしょうか。

当然、海外の機関投資家やファンドに頼るしかありません。厳しいリターンを求められる彼らの要求は当然のように厳しいので、リスクを下げることを強く要求されます。

つまり、日本国の財政を健全化することが貸し手から求められ、それができない場合は、貸してもらえないか、貸し剝がしされるかです。

今はまだ経済大国というイメージがあるし、人口も多く一国でそれなりの規模の経済圏ではあるので何となく回っていますが、そう遠くない将来のどこかで、いったん円の価値は大きく下がり、大幅なリストラクチャリング(国や経済の再構築)をせざるを得ないのではないかと思います。

そのとき何が起きるか。経済的なシミュレーションとそれぞれに対応した防衛策についてはある程度ロジカルに導き出されるので、以下の参考図書が明快だと思います。

 

●そのとき年金はもらえるのか
おそらく年金については1)保険料の値上げ、2)支給年齢の引き上げ、3)支給金額の減額のいずれか、というか全部がなされると思います。

国の年金行政は、もはや破綻状態です。そして、国の財源を圧迫する最大の要因は社会保険です。

でも政治的に止めることもできず、他にいい仕組みも作れず、おそらく、国の財政が破綻した場合は仕組み自体が消滅するか、そうでなくても、最低限の生活さえできないようなわずかな金額が、75歳から支給されるような仕組みになっていくのではないでしょうか。(なんて切迫した話が全く議論させず、モリカケだの、線香代が、などとパフォーマンスばかりしている政治には絶望するしかありませんが、政治ショーを観ていられる今の高齢者の方は逃げ切っています。しかし我々は、我が身は自分で守らないといけません)

今の年金制度は、日本人の平均寿命がまだ70歳ですらない時代に作られています。

いちおう右肩上がりで給与は上昇し、お父さんは企業戦士として働き、お母さんは専業主婦として家族を支える。55〜59歳で定年したお父さんは65歳くらいで人生に終止符を打ち、子供たちは巣立ち、残ったマイホームと遺族年金でお母さんはそこから5〜10年くらい余生を楽しむ。

たまに身体は元気で長生きしたけど痴呆で家族は介護に追われて大変な方はいるものの、例外的な少数派なんであまり気にすることはない、なんてモデルでしょうか。

ところが今は60歳で定年し、(余力のある大きな企業だけとはいえ)大幅に給与を減額された上で一般スタッフとして最長65歳まで雇ってもらい、そこからまた15〜20年の時間があるわけです。

●人生の終盤戦を輝かせるために
そこで老体に鞭打って好きでもない会社にもう5年余分に通うのか(それができるのも、一定以上の体力のある企業だけですが)、それとも何か収入の流れを(できれば複数)作って、そこで自分の好きなことや得意なことに打ち込み、できればそこから自分の喜びはもちろん周囲の誰かにも喜んでもらえる何かの活動をして、さらにいくらかでも収入になるような道を用意するのか。

この問いは、今後の私たち中高年男性はもちろん、高齢社会ニッポンを生きる全ての人にとって、大きな人生戦略になってくると思います。

アントニオ猪木さんではないですが、元気があれば人生遅すぎるということはないと思いますが、それでも老年期に入ってから急に何かをするよりは、40代くらいから、あるいは会社という1つの収入源だけに人生を預けるリスクを避けたいなら20〜30代からでも、自分の人生戦略は何か、何を実現したいのか情報蒐集し、思考や試行を開始することをお勧めしたいと思います。

 

●まずはちょっとした思考実験から
とはいえ、悲しいことに私たちそこそこ学生時代から頑張ってきた人たちは、恐ろしいほど指示待ちに慣らされていて、何をどうすればよいのか途方に暮れてしまうかもしれません。

私たちは、何がリスクが最小なのかに集中するあまり、それ以外の切り口で考えることにかなり慣れていません。そのため思考のフレームワークを学び、自分の感情や感覚と向き合う感性も鍛えないとならないように思います。

そこで、自分の気持ちと向き合うためのヒントになるアプローチを5点ほど挙げておきます。

☆自分の好きなこと(もの)、嫌いなことを5点ずつ挙げる
※それ以上あれば、5点以上挙げても結構です。

☆自分のやりたいこと、やりたくないことを3点ずつ挙げる

☆もし毎月、生活に必要な資金が自動的に入ってくるなら、どのような場所で、どのような生活をしたいか考える

☆質問3で描いた生活で、どのくらいの収入があれば生活できのか、ざっくり算出してみる

☆(もし質問3の生活環境で、いくらかでも収入が欲しい場合に)、どのような仕事やビジネスをやってみたいか想像してみる

おそらく、年金の支給年齢は後期高齢者である75歳くらいまで引き上げられるか、もし国家破産のような最悪のシナリオでは制度自体がなくなる可能性もあります。

現役時代にそれなりの資産を築くことができれば生活は困らないと思いますし、ある程度の資産でも適切な運用術を身につければ、何とか生きていくことは可能でしょう。

そうでない場合は、70歳とか75歳まで働かないと食べていかれなくなります。そのとき、好きでもない環境でお金のために好きでもない仕事をしてストレスを感じながら生きていくのか、好きなことをして楽しくエキサイティングに生きていく環境を自分なりに整備できるのか、重要な戦略になると思います。

(※そのためにAIをどう上手く利活用していくのか、というのがこのメディアの目的であります)。

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